最近NHKのスーパーピアノレッスンを楽しみに観ている。

これは一人の作曲家をテーマに、プロのピアニストが、生徒に対してレッスンしている様子をひたすら30分放映しているという番組で、多分ピアノを教えてもらう/教える、という視点に興味がない人には凄くつまらない番組だと思う(笑)。

数年前から不定期にやってる番組なので、マニアックな人気のあるものだろう。
以前はショパンをとりあえげているのを見たことがあって、今年の春レッスンはモーツァルト。

モーツァルトの曲は楽譜をみると意外に平易に見えるので、ちょっと指が動く人なら大抵音取り程度は楽にできると思う。
ただ、楽譜に書いてある指示通り正確に、情感をこめて、となると途端に難しくなるような印象がある、あなどれない作家だと感じる。

アントルモン先生の指摘は、とても楽譜を大切にするベーシックなスタイルに思える。
レガートでの美しい旋律、ピアノからフォルテへのクレッシェンドのポイント、譜面に記述されている正しいテンポを守ることなど、解釈の余地がないほどに楽譜通り。
とにかく初歩の指摘が多いのが印象的だった。

生徒たちはおそらく音楽学校の生徒なんだと思う。
皆それなりに巧い人たちばかりなのだが、老練な先生の耳には、まだまだヒヨっこなんだろうなぁ。

約30分のこの番組を見ると、その後無性にピアノを弾きたくなるんだよね。
もちろんあんなに巧くは弾けないんだけど、ピアノの魅力を感じられる番組なのよ。

では、また。

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