この派生シリーズも三冊目。

ビーンが主役となって書かれた一冊目は、まさかシリーズとして続くとは思わなかったのだけど、実際本編シリーズは丁度この部分の時間がさっくり抜けてるので、作家としては物語の補完が楽しくも面倒な作業だったろうと想像します(笑)。

実際、本編の一巻が出たのは30年ぐらい前になるわけだし、その一巻のクライマックスから物語時間ではまだ二年ぐらいしかたってないんだもんなぁ。

しかし、ビーンが異端だという話がこんなに膨らんで、世界の動向に影響を与えるようになってくるとは思いもしませんでした。
そして、ピーターがこんなにも人間的なキャラクターであったことも、やはり驚きです。

そのあたりを楽しみつつ、意外性に驚きつつ、彼らの行く末が気になって読み進めていきました。

本音をいうと、戦争部分の描写は冗長で、というか私がそういう種類の物語が苦手なので読むのが辛かったというのはあります。

クライマックスでの彼の最期は、ちょっとあっけないぐらいだったけれども、これでひとつの大きな事件が終わった、といったところでしょうか。

次巻では、ビーンたちが奪われたものを探しだし、取り返す物語のようです。
その障害の正体は一体何者であるのかわかりませんが、ビーンのタイムリミットに間に合うようにどんな物語がつむがれているのか、楽しみですね。

本国では出版済み…なのかな、早く翻訳が出ないかなぁ。

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