●「華氏 911」

2004年10月15日 映画
アカデミー賞で『ボウリング・フォー・コロンバイン』が受賞したときのスピーチそのままに、マイケル・ムーア監督がブッシュ大統領を徹底批判するドキュメンタリー。ブッシュが大統領に当選した際のフロリダでの選挙疑惑や、同時多発テロ前後の彼の行動、ブッシュ家とビンラディン一族の意外なつながりなど、経歴や言動から大統領としての資質を問い正す。

ずっと気になっていて、ようやく田舎の地元でも始まったので。

ひたすらブッシュとビン・ラディン一家とのつながりと、ブッシュがいかに大統領にふさわしくないかというエピソード満載の映画でした。

こういうメッセージ性の強い映画は、よくも悪くも情報操作…というか分かりやすいコトしか描かれないものですが、少なくとも事実を取り上げているんだろうとは思う。

二つの比較をする際に、片方だけの情報をひたすら提示されるだけでは、両方を公平に比較するのは難しい。

だから例えば、この映画だけを見て、ブッシュはダメだ、今度の選挙はケリーに入れろ、というように安直には行かないと思うのだよ。ケリー側の情報が少なすぎて。

しかし、映画で示されていたのが事実であるのであれば、9.11のテロが起きました、と耳打ちされたブッシュ大統領が、その後数分間何のリアクションも出来ず、ただ呆けたような表情でいるしかなかった姿を見て、誰か彼に国を政治を預けても大丈夫だと感じるだろうか。

あの姿は、ちょっと薄ら寒い気がしました。
自国のトップが、あんな非常事態において適正な判断力を行使できない人だなんて、勘弁してほしい。

次の大統領選挙はどうなるんでしょうね。

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