■「残虐記」桐野夏生
2004年10月11日 小説、活字本
薄汚いアパートの一室。中には、粗野な若い男。そして、女の子が一人――。
失踪した作家が残した原稿。そこには、二十五年前の少女誘拐・監禁事件の、自分が被害者であったという驚くべき事実が記してあった。最近出所した犯人からの手紙によって、自ら封印してきたその日々の記憶が、奔流のように溢れ出したのだ。誰にも話さなかったその「真実」とは……。一作ごとに凄みを増す著者の最新長編。
新潟の少女監禁事件をモチーフにした小説。
プロローグのような手紙部分を本屋で立ち読みしてから、興味が湧いたので図書館で借りてきました。
結局、みっちゃんはどうしたのか、という部分がずっと気になって読んでいったので、あのラストはちょっとなんか嫌だったなぁ。
桐野さんの本は、他に「OUT」を読んだことがあるけど、あれも内容がドロドロしていたけど、最後には主人公の女性が前を向いて歩いていったのがわかっただけ、こちらより読後感がマシだったといえるかも。
少女がとても頭がよく、冷静でいたぶん、事件そのものがなんとなくあっけなく読めたような気がするのは、読み手である私が鈍感だということか…。
失踪した作家が残した原稿。そこには、二十五年前の少女誘拐・監禁事件の、自分が被害者であったという驚くべき事実が記してあった。最近出所した犯人からの手紙によって、自ら封印してきたその日々の記憶が、奔流のように溢れ出したのだ。誰にも話さなかったその「真実」とは……。一作ごとに凄みを増す著者の最新長編。
新潟の少女監禁事件をモチーフにした小説。
プロローグのような手紙部分を本屋で立ち読みしてから、興味が湧いたので図書館で借りてきました。
結局、みっちゃんはどうしたのか、という部分がずっと気になって読んでいったので、あのラストはちょっとなんか嫌だったなぁ。
桐野さんの本は、他に「OUT」を読んだことがあるけど、あれも内容がドロドロしていたけど、最後には主人公の女性が前を向いて歩いていったのがわかっただけ、こちらより読後感がマシだったといえるかも。
少女がとても頭がよく、冷静でいたぶん、事件そのものがなんとなくあっけなく読めたような気がするのは、読み手である私が鈍感だということか…。
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