貼り付けてあるイメージは、DVD「地球大紀行 2」のパッケージ。
全12話でNHKで放送されたこの番組は、当時高校生だった私がとても入れ込んだものだ。

もともと理科、特に天文系が大好きだった自分が、このTVシリーズで地球の成り立ちなどを映像で目にすることが出来、とても強い印象をもった。

DVDの二巻には、第三話第四話が収録されていて、このうちの第三話が私の大のお気に入りの回だ。

タイトルは「引き裂かれた大地」。

一話二話で宇宙空間での惑星の成り立ちを説明していて、この三話では原始地球に、いかにして生物が発生することとなったのかを描いている。

鉱物の塊同士であった隕石の衝突が繰り返されることにより原始地球が形作られ、その鉱物の中に微量に含まれていた水分同士が衝突の衝撃で空間にさらされることになる。やがてその水分が気象を産み、地球に最初の海ができる。

しかしその海にはまだ酸素が存在していなかった。

そんな、今では想像もできないような大昔の地球で、一番最初に酸素を吐き出す生物として誕生したのが「ストロマトライト」である。

…とまあ、そういう内容の番組。

それ以来、私の中で「生涯に必ず訪ねて、実物を見てみたい」という場所の第一位に輝いているのが、オーストラリアのハメリンプール。
現在(ほぼ)唯一存在が確認されている生きたストロマトライトが住む海だ。

今回の旅行がオーストラリア、しかもメジャーである東海岸のシドニーではなく西側になったのも、日本から移動する時ハメリンプールに一番近い国際空港がパースだったから、という理由による。

近いといっても、パースからは車では高速使って約10時間、パースから小型セスナで移動しても片道三時間という場所。
日本からのツアーはほとんどなく、場所柄自分たちだけでパースから移動することも難しく、現地一日ツアーに参加という形をとった。

続く。

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