今シーズンは、第6シーズンの終盤で薬物依存症になってしまったカーターが、リハビリを終えるところから始まる。ERに戻れたものの完全復帰への道は険しく、カーターは焦りを感じずにはいられない。さらに、ベントンがロマノとの対立から仕事を失うハメになったかと思えば、グリーンは脳腫瘍に侵されていることが判明し…と、相変わらずの波乱万丈な展開。アビー、ルカ、ジン・メイなど第6シーズンからレギュラーとなった登場人物たちにも大きくスポットが当たり、中でもアビーは、キャロルなき今シーズン随一のヒロインと言える目立ちぶりだ。また、堅物のウィーバーがレズビアンの同僚に誘われて心を揺らすというエピソードも、アメリカ社会の一側面をしっかり切り取っていて興味深い。

アビー親子の和解のシーンは、なかなかよかったなぁ。
ずっとアビーが頑なに母親を敵視していた理由は、単純に自分の人生に対していつも割り込んでくるからだと思っていたけど、もっと根源的な理由だったのね。

彼女の恐怖を母親に吐露できたところでは、それまでになく母親が母のポジションで彼女を支えていて、それがまた凄く「母娘」という独特な関係をうまく表現していたような気がした。

あと、終りの方でカーターがアビーに態度をはっきりするよう要求するシーンは、ちょっとびっくりした。

私はアビーはちゃんと恋人と親しい友人としてのスタンスを保っていたように眺めていたんだけど、カーターにとってはどっちつかずな態度に見えてたんだな、と。
確かにそう言われると、カーターの立場からすると苦々しく見えるだろうなというのはわかったんだけどね。

というように私もアビーがびっくりしていたようにびっくりしてしまって、もしかして私も同じような立場におかれたら、カーターの立場の人には辛いような態度をとってしまうのかもって(まあ今更三角関係なんかアリエナイけど(笑)、そのぐらいに自分が鈍感なのかなと)、思ってしまったのでした(^^;;。

そして、最終話。
最後に持ってくるには、かなりシリアスなエピソードでしたね。

そしてエンドクレジット直前のエレベータシーンで…、そうきたかーって感じ。

これも後遺症のせい?
それとも彼は自分のとった行動がベストだと理性的に判断したの?
それとも…、それまでの恐怖心への反動としての衝動的な行為…?

なんにしろ、次のシーズンでこの事件がどう処理されているのかも、注目となりました。

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