舞台を見る前に入場整理券を買っておいたので、かなりいい席をゲットできました。
モンゴルでらくだと共に暮らす家族のドキュメンタリー映画。

出産したらくだのうち、まれに育児放棄をしてしまう母らくだがいるらしい。
子らくだは母らくだに面倒をみてもらわないと、どうしても弱って、最後には死んでしまう。

そんな時、らくだと共にくらすモンゴルの人の間では、ある儀式を行うことで母らくだと子らくだを結びつけることが出来るらしい…。

映画は、らくだの親子とその親子を再び繋ぐ儀式を扱ったものでした。

いやね、もう子らくだが健気に母らくだの乳房に吸いつこうとするんだけど、そのたびに母らくだが嫌がって足蹴にするのね。
それがちょっと可笑しいのね。
でも何度も何度もトライする子ラクダを見ているうちに、やっぱりちょっと泣けてきちゃうのよ。

同じ時期に出産した母らくだは、産まれてきた子らくだを普通に愛情たっぷりに甘えさせていて、その対比がまた悲しみをさそうわけ。

やんちゃな子らくだが母らくだの足を噛み噛みして、母らくだが痛いよ、この子は!って感じで逃げたりする愛情たっぷりなシーンをバックに、母らくだに捨てられた子らくだが一人佇んで哀しげに鳴き声をあげるシーンなんかは、涙なしには見れません。

そして、最後に育児放棄していた母らくだが儀式によって(?)、瞳からボロボロと涙を流すシーンは感動のクライマックスでしたねぇ。

まあ、実際は見る側がかなり擬人化して感情移入しているから、という側面が強いのはたしかですけど、でも単純だからこそじんわりとした感情を感じられると思う。
いいなぁ。

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