「それで、今までの車は売ったの?」

何気ない言葉だったとは思うのよ。
悪気もなんにもないんだろう、ってことは想像つくんだけどね。

以前乗ってた車は、親が免許をとった娘にプレゼントしてくれたありがたいものでした。
結局九年ほど乗って、かなりガタがきていたので、買い換え。

今の車は、私が自分で働いた給料を溜めて、やっと買った自分の車だ。
つい数カ月前まで運転を頑なに拒否していた相棒は、それまで当然自分の自動車は持っていなかった。

だから、年に何度か義理を果たしに相棒の親を訪ねるのは、毎回私の車で、私の運転で、だった。

そのたび、彼らは「男である自分の息子が運転しないで来させてしまって申し訳ない」という意志を、言葉や態度に示し続けていた。

そんな彼らの態度は、逆になんか気になって、正直いい気持ちは持ってなかったのだけど。

先日、とうとう自分の車を手にいれた相棒は、その車に私を同乗させて彼らのもとへ行った。

で、その時、彼らから言われた言葉が上の言葉。

一瞬、何の話をしてるのか、全然わかりませんでした。
咄嗟に意味はわからなかったけど、そのような事実はなかったので否定したんだけど。

その後ちょっと考えてみたんだけど、なんかだんだん腹がたってきて。

だって、私の車だよ、自分の財産だよ?
なんで、そんな個人的なものに対して、口だしされないとならないのよ。
しかも、その理由が、やっと自分の息子が同じものを手にいれたのだから、って何よソレ。
そんなのアンタに全然関係ないじゃん(怒)。

私と相棒の間で、長い間自動車に関してはいろいろあったのよ、やっぱり。
でもそれは完全に二人の間の問題で、他人には関係ない話で、だから誰にも話したことはないし、ここでも詳細は書かないケド。

でも、そんないろんなことを含んだ問題だったから、余計に彼らの無神經な言葉に、とても、とても気分を害されたのだ。

もちろん、当然彼らは私と相棒との間にあった複雑な感情は知らないだろうし、だからこその言葉だったとは思うけど。

それでもね。
なんかね。

ため息をついて、やり過ごすしかないのかねぇ…。

では、また。

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