これでシリーズは完結したのかなあ。

この本が日本で出版されてから、そろそろ八年。翻訳している井辻さんも気に入ったシリーズらしいので、本国で続きが出てれば日本でも出そうな気がするんだけど、未だ噂を聞きません。

ストーリーとしては、今まで以上に続きが出そうな終り方で、多少欲求不満かな。
せめてシリーズとして、ナイトシェイドが、ランドオーバーに戻ってくるとかの決着まで書いてくれると嬉しいのに。

あいかわらず前半…というか中盤がタルい著者です(^^;。

出だしで事件がおこって、それに振り回されながら対処を迫られるベンのおろおろした様子が、毎回なんだか盛り下がるのよね。

どう考えても、パラディンの秘密を知っている人が、ベンとウィロウのほかに誰かいるかって考えたときに、真っ先にナイトシェイドが出てこないというのは、おかしいでしょう。
前卷であれだけ引っ張ったエピソードで、しかも今回の事件の発端にもなってるのにさ。

ま、それだけベンもナイトシェイドについては意識的に考えないようにしたかったんだ、というのはわかる気はするけど。

異界に飛ばされたクエスターたちが戻る手段を見つけたあたりから、ジェットコースターの波が乗ってきた感じになります。

怒濤のクライマックスはやっぱりよかった(^^)。

前々卷でストラボがビルの谷間を滑空した時と同じぐらい、クエスターの姫様命!の行動に興奮でした。

今思いついたけど、クエスターってミト爺@ナウシカに似てるかも…(^^;。

もし次が出るとしたら、きっとまたナイトシェイド絡みだろうなと期待しています。

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