ずっと気になってたんだよね。GW 映画がこの週末から始まるので、そろそろ最後のチャンスかと思って、見てきました。

若い女性たちとゲームのような恋愛しかしてこなかった男性と、キャリアウーマンとして成功し恋を忘れて生きてきた女性が、お互いに真実の恋愛感情を見いだす物語。

ダイアン・キートンをベタ褒めの感想をいくつか見てあったので、映画を見ながら「こりゃ、たしかに彼女の映画だよなあ」と素直に思ってしまった(笑)。

逆に、ジャック・ニコルソンにはあんまりにも違和感を感じなかったから、特に強い印象が残ってないのだけど、それほどに彼が役にハマっていた結果とも言えるのかなあ。

途中、エリカ(ダイアン・キートン)が失恋して泣き暮らすシーンの、ひたすら大泣きしている姿は、それだけ彼女が深く深く恋愛という感情に溺れていた反動として、物凄く共感できていながら、その描写があまりにコメディタッチで、女優も当然として演出が巧いなあって感じた。

もう、泣いてんだか笑ってんだか(そして両方のときもあって)、ぐちゃぐちゃなぐらいの感情に溺れながらも、成功している劇作家として一つの作品を書き上げてしまうところがまた凄い(笑)。

それにしても、キアヌの使われ方が、あまりに狂言回しな感じだったのが残念。

パンフでも脚本のナンシー・メイヤーズは、ハリー(ジャック・ニコルソン)が若い女性と恋愛していたから、エリカにも若い男性をということでジュリアン(キアヌ・リーブス)を用意した、とあったけど、ホントにその通りの役だったから、なんかつまらなくて(^^;。

ただし、俳優としてのキアヌは、なかなか面白く見れた。

クライマックスにエリカと並んで座っていたジュリアンの幸せそうな、そしてだんだんエリカの気持ちが理解できてしまって、食事の後タクシーに乗る頃には寂しげにもなっていた彼の笑顔は、とても巧かったと思う。

SFのヒーローやってたカチカチのツルンとした顔の彼とは、ちょっと違ってみえたしね。

あんまり恋愛ものの映画は見ないほうなんだけど、これは珍しく見てよかった〜っと思えた作品えした。

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