一番の見所は、ヴィーナス役の市村正親でしたね。もちろん、私の好きな香川さんも良かった〜(^^)。

もうね、あの酔っ払いの駄目男ぶりが、香川さん、巧いんだよねえ(笑)。ヤケな雰囲気を出しながらも、ワイフを思って出て行けなんていうシーンの、哀しい表情とか、くぅぅぅ〜って感じです。

それに、オカマという設定のヴィーナスが、すっごく味のあるいい老女風に化けていて、市村さんって、こんなに映画でも存在感を出せるのかとびっくりしました。
ああ、是非生で舞台を見たいものです。

と、まあ、役者萌えで見るぶんにはいいんですが。

監督がバラエティ出身の人だからか知りませんが、ひたすら切り張りしたかのような演出(?)は、見ていて辛かった。

役者のすっごくいいなあって思う表情が出た瞬間に次の顔に短い間隔でつないでいくアレは、なんでそんなヘンなことをしているのか、勿体無くて残念でした。

短い時間でのバラエティやミニドラマならともかく、二時間半の間ずっとそんな調子でザクザクきり刻まれたような映像を見つづけさせられると、とてもストレスに感じるんだよねえ。

最後にチョナンがタップを踊るシーンも、なんか途中途中で切り張りが見えて、結果として間延びした印象を受けてしまった。

てか、そもそもの最初、つんく♂がお店にきた時のいきなりのタップを見た瞬間、この監督、駄目(苦手)かもと思ったんだけど、その通りだった…。

脚本もあまりに説得力がなくて、脱力。

ガイの過去に、あまりに納得できなくて。
ガイという男の描き方が足りなかったせいか、彼がそんなことをした理由が全然理解できない。

それだけのことをさせてしまうほどの相手だったのであれば、その部分の映像が欲しかった…。彼の回想だけじゃ、ちょっと受け入れられないんだよなあ。

それに最後の、慎吾。
いや、私は彼のことはそんなに嫌いじゃないんだけど、ちょっとあれは映画として余分だったのは…(^^;。
うーん。

…やっぱりこれは、役者萌えで見るのが、正解だよなあ。

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