財前五郎!!!

2004年3月18日 日常
毎回熱心に見ていたわけじゃないんだけど、会社の同僚がハマっていて毎週その動向は耳にしていた「白い巨塔」。
とうとう最終回だったので、ちょっと気合をいれて(笑)見てみました。

いやあ、なんかスゴイね。財前五郎、ここにあり!って感じ。

ちょっと誤解してたのが、財前又一。
彼は自分の夢を有能な婿に投影していたわけだけど、だから一個人としての五郎に対する愛情がどの程度なのか信用がなかったんだけど…。

五郎がライターを返した後の、あの様子がすっごくキュートで、もうさすが西田敏行だなあと思ってしまいました。
そして、全編シリアスな展開だった最終話のたったひとつの笑い所があったのも(ライターのエピソードのあと、五郎の髪をなでながら「フサフサやなぁ」ってつぶやくシーン(笑))、やはりさすが西田さんって感じで(^^;。

あと、五郎の奥さん。
五郎の余命が短いことを悟ったあとに、愛人に連絡をとってあげるなんて、実は彼女って五郎のこと好きだったんだなあって、やっと思えた。
それまで、政略結婚みたいなもので、どちらかというと五郎のことは個人としては好きじゃなかったのかな、なんて感じてたんだよね。ステイタスは認めていたとしても。

それに、若村麻由美ですよ。
鵜飼夫人の言葉で真実を知るシーンの、あの呆然とした表情。そして、愛人を呼び出した後、綺麗に咲いていた花を片づけにいくシーン(多分、ケイ子が花を持ってくることを見越して、病室にあったのをわざと片づけたんじゃないかと推測)の後ろ姿。
それまであんまりキャラとして好みじゃなかったんでちゃんと見てなかったんだけど、意外にイイ女優かも〜とか思ったのでした。

それにしても、濃厚な最終回でしたねぇ。
最後までどっぷり浸かって見てしまいました。いっちばん最後の財前の手紙は、あまりに気障で芝居がかってたけど、まあ、このドラマなら許せるかな。「恥ず」ってヤツ。

ところで、今回演出というよりセリフで個人的にウケたのは、あれですよ。
五郎が又一とライターのエピソードの話をする直前に奥さんに席をはずしてほしくて言った、「売店で水を買ってきてくれないか」(^^;。

丁度、先週最終回を迎えたドラマの「花瓶の水を…」を思い出して、一緒にみていた相棒と顔を見合わせて笑ってしまいました(^^;;;;。
ここは絶対に笑うシーンじゃなかったんだけど…うーむ(^^;。

ともあれ、濃いドラマが終わりました。やはり作り手がエネルギーかけたドラマって、見ていて伝わってくるものがありますね。

では、また。

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