■「家守綺譚」梨木 香歩
2004年3月16日 小説、活字本
ハードカバーの本は、読むタイミングが難しい。
大抵、会社の休み時間を読書のメインとしているので、基本的には文庫が多くなってしまう。
それでも読みたい本は、厚くてもデカくても持ってって読むんだけど(笑)。
というわけで、この本。
梨木さんは、好きな作家だ。
視線がちょっとクールで、理知的な感じがして、厳しいんだけど、誠実。そんな印象がある。
最初、彼女の著作で気に入ったのは、私が子どもの頃好んだ児童書がイギリスのものだったこともあって、その異国風(とはいっても、ヨーロッパやアメリカのものとは、やはり違う)な雰囲気。
『西の魔女が死んだ』は、舞台を日本にしながらイギリステイストのきいた物語でびっくりしたものです。
その後、『からくりからくさ』で天然素材の描写にほれ込んでしまい、『りかさん』でちょっと昔の日本の描写がここちよくて、で、本書ですよ。
古びた日本家屋で家守(いえもり)をする青年の生活を描くもので、なんだかしみじみとしてしまいました。
こういうのを好むようになったら、年をとったってことかも、と今ちょっと思ってしまったけど(笑)。
装訂も綺麗だし、カバーを外した単行本の表紙の紙も、物語の雰囲気にあっていていいです。
一番気に入ったのは、河童の脱け殻の話でした(^^)。
大抵、会社の休み時間を読書のメインとしているので、基本的には文庫が多くなってしまう。
それでも読みたい本は、厚くてもデカくても持ってって読むんだけど(笑)。
というわけで、この本。
梨木さんは、好きな作家だ。
視線がちょっとクールで、理知的な感じがして、厳しいんだけど、誠実。そんな印象がある。
最初、彼女の著作で気に入ったのは、私が子どもの頃好んだ児童書がイギリスのものだったこともあって、その異国風(とはいっても、ヨーロッパやアメリカのものとは、やはり違う)な雰囲気。
『西の魔女が死んだ』は、舞台を日本にしながらイギリステイストのきいた物語でびっくりしたものです。
その後、『からくりからくさ』で天然素材の描写にほれ込んでしまい、『りかさん』でちょっと昔の日本の描写がここちよくて、で、本書ですよ。
古びた日本家屋で家守(いえもり)をする青年の生活を描くもので、なんだかしみじみとしてしまいました。
こういうのを好むようになったら、年をとったってことかも、と今ちょっと思ってしまったけど(笑)。
装訂も綺麗だし、カバーを外した単行本の表紙の紙も、物語の雰囲気にあっていていいです。
一番気に入ったのは、河童の脱け殻の話でした(^^)。
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