運び屋にクラリ(笑)
2004年1月27日珍しく早く帰宅したので、食後に映画を。
ここのところ纏まった時間がとれなくて、映画がHDDに溜まりっぱなし。
さっさと消化しないと、たしか今月末日には大量の録画予約があったような…(^^;。
映画のあと、残り数ページとなった文庫を消化。
さて、明日からは何を読もうかな。
●「トランスポーター」
フランス映画。でもちょっと雰囲気は地味なハリウッド映画(笑)という感じ。
トランスポーターって、運び屋、のこと。
主人公は、人間の輸送、荷物の配送、なんでもアリで、「名乗らない」「契約内容は絶対厳守」「荷を開けない」などを自らにルールをかしている、元軍人。
その彼が、自分のルールを破って荷を開けてしまったことから、物語は動き出す。
多少、細部が甘い脚本だなあと思ったけれども、この映画の楽しみ所はそういうところじゃないから、問題なし。
主人公のドライビングテクニック、サバイバル的な体術などなど、アクションとスピード感でジェットコースターのように眺めるのがいいんだと思う。
およそ二時間弱の、イマドキでは短いぐらいの物語だけど、とてもサックリと楽しめました。
主人公格好いいし(笑)。
いいねえ。
■「恋ヶ淵 百夜迷宮」たつみや 章
たつみやさんの角川ビーンズ本ということで、ちょっと不安を抱えながら。
だって児童書で活躍しているたつみや名義で、ビーンズだもんなあ。あちらの名前じゃ駄目だったのかしらん。
物語は、今市子さんの「百鬼夜行抄」みたいなものでしょうか。
あやかしが見える体質の金貸屋の若旦那と、自覚がないもののあやかしから嫌われる体質をもった奉公人の竹二が、若旦那のお付きに抜擢されたところからはじまる事件簿、といったところか。
全体に主要キャラの造形がたつみやさんらしく、素直で実直で正義感のある好青年だったのは、毎度気持ちのいいものでしたが、ちょっと物語の構成がヘタれていた気がします。
前半、事件が起こる手前での花魁のエピソードはちょっと余計じゃないかなあ。
若旦那と奉公人との経済感覚の差、ひいては江戸時代っていう時代と職業の説明みたいなのを書きたかったのかなとも思ったけど、この部分、お話としては余分に見えました。
そのせいか、クライマックスで竹二たちがある場所に乗り込んでいったところから、事件の顛末までが駆け足になっていて、残念。
もう少し蕎麦屋の事件を主体に、梅さんやおこいさんの側を前面に出して、クライマックスの騒動後、彼らがどうやって納得して一緒になったのかを書き込んで欲しかったなあ。
うーん。ちょっと勿体ない気がする。
それに、イラストは波津彬子だし、なんだか狙いすぎな気が…(って、このあたりは作者ってより編集側の思惑なのかな)。
しかし軽い話なので、さっくり読めるのは、ビーンズ文庫として正解なのかも。
では、また。
ここのところ纏まった時間がとれなくて、映画がHDDに溜まりっぱなし。
さっさと消化しないと、たしか今月末日には大量の録画予約があったような…(^^;。
映画のあと、残り数ページとなった文庫を消化。
さて、明日からは何を読もうかな。
●「トランスポーター」
フランス映画。でもちょっと雰囲気は地味なハリウッド映画(笑)という感じ。
トランスポーターって、運び屋、のこと。
主人公は、人間の輸送、荷物の配送、なんでもアリで、「名乗らない」「契約内容は絶対厳守」「荷を開けない」などを自らにルールをかしている、元軍人。
その彼が、自分のルールを破って荷を開けてしまったことから、物語は動き出す。
多少、細部が甘い脚本だなあと思ったけれども、この映画の楽しみ所はそういうところじゃないから、問題なし。
主人公のドライビングテクニック、サバイバル的な体術などなど、アクションとスピード感でジェットコースターのように眺めるのがいいんだと思う。
およそ二時間弱の、イマドキでは短いぐらいの物語だけど、とてもサックリと楽しめました。
主人公格好いいし(笑)。
いいねえ。
■「恋ヶ淵 百夜迷宮」たつみや 章
たつみやさんの角川ビーンズ本ということで、ちょっと不安を抱えながら。
だって児童書で活躍しているたつみや名義で、ビーンズだもんなあ。あちらの名前じゃ駄目だったのかしらん。
物語は、今市子さんの「百鬼夜行抄」みたいなものでしょうか。
あやかしが見える体質の金貸屋の若旦那と、自覚がないもののあやかしから嫌われる体質をもった奉公人の竹二が、若旦那のお付きに抜擢されたところからはじまる事件簿、といったところか。
全体に主要キャラの造形がたつみやさんらしく、素直で実直で正義感のある好青年だったのは、毎度気持ちのいいものでしたが、ちょっと物語の構成がヘタれていた気がします。
前半、事件が起こる手前での花魁のエピソードはちょっと余計じゃないかなあ。
若旦那と奉公人との経済感覚の差、ひいては江戸時代っていう時代と職業の説明みたいなのを書きたかったのかなとも思ったけど、この部分、お話としては余分に見えました。
そのせいか、クライマックスで竹二たちがある場所に乗り込んでいったところから、事件の顛末までが駆け足になっていて、残念。
もう少し蕎麦屋の事件を主体に、梅さんやおこいさんの側を前面に出して、クライマックスの騒動後、彼らがどうやって納得して一緒になったのかを書き込んで欲しかったなあ。
うーん。ちょっと勿体ない気がする。
それに、イラストは波津彬子だし、なんだか狙いすぎな気が…(って、このあたりは作者ってより編集側の思惑なのかな)。
しかし軽い話なので、さっくり読めるのは、ビーンズ文庫として正解なのかも。
では、また。
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