雪化粧
2003年11月14日昨日は冠部分だけだったのが、今日はベールをまとったようにほぼ真っ白。
これからの富士山は、冬の澄んだ空気に美しく映えます。
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今日は昨日とうってかわって、個人作業でマイペースに。
ちょっと逃避ぎみだけど、締め切りを見据えてさくさくとすすめないとね。
そして、ようやく指輪読了。長かった〜(笑)。
■「指輪物語 王の帰還(下)」J.R.R.トールキン
終わりました。
で、初読の時は途中で次を追うのが辛くなって、楽しんで読み進められてなかったんだろうなあと思い出しました。
特に、フロドたちの望みのない旅の描写は、当時は全然希望が持てなくて読むのが楽しくなかったなあ。
ただ、折角途中まで読んだのだから最後まで読みたいし、とか、「あの」指輪物語なんだから一応読んでおくべきだし、とか、とてもつまらない消化の仕方をしていたと思う。
しかし、今回はとても大事に読むことができて、本当によかった。
指輪は、エルフの言葉や過去の英雄たちの名前が長く、固有名詞を覚えるのが苦手な自分にはとても大変だという感じがあったのだけど、やはり映像の影響は大きく。
映画における俳優の雰囲気(顔やスタイルや衣装)が、自分の好みやイメージからそんなに大きくそれていなかったこともあって、今回の再読ではところどころ映画でのビジュアルを思い出しながら、俳優の声を思い出しながら、読んだのでした。
特に異世界を描いた物語は、読者の想像力に委ねる部分がとても多く、だからこそこの手のジャンルを好んで読む自分としてはそれが醍醐味の一つでもあるわけで。
それでも個人の想像力には限りがあって、もともとアラン・リーの美しいイラストには共感があったので、それが実写映画で再現されたのをみたことで、3D でのインパクトの強さを感じたのは、とても嬉しいことだった。
世界観のしっかりした異世界物語は、自分が好む小説ジャンルの中でも、一番好きなものです。
およそ小説原作の映画は、自分の中ではいつでも評価が低かったのですが、こと指輪に関しては、映像表現そのものには圧倒され納得するしかなかったという感じ。
衣装とか、裂け谷とか、モリアとか、ローハンとか。
脚本に関しても、映画用のアレンジは当然あって、細かな好みとして「あのシーンは欲しかったなあ」とか、そういう部分がないとは言わないけど、全体としてみると許容範囲だったから。
そして、初読のときあれだけ読むのが大変だったフロドとサムの旅路は、今回とても気にかかる部分として熱心に読んだのが、我ながら大きな変化だったなと思う。
フロドの、というかホビットの芯の強さ、そして誠実さ。背負った重荷と責任を全うしようとする姿は、とても崇高なもので、尊敬に値する。
そして、それに従順につきしたがうサムの姿にも感動。
疲れきって、闇に吸い込まれるように眠りに落ちた主人を、深い愛情をもって見守るシーンが何度かあったのだけど、そのたびに彼らの繋がりの強さがみえて、心に染みたのでした。
最後の船出を見送るシーンは、大事にゆっくりと読みました。
またしばらくのお別れですが、いつかまた再読したい。きっとまた違った感想を持てると思うので。
ところで、全然話はかわりますけど、第一部冒頭でのビルボの誕生祝いのあたりでホビット族の氏族の説明がありましたけど、その中に「バーフット家」について触れられていたのを発見しました。
もしかして、ドラゴンランスのタッスルの名前の由来は、ここから来たのかしらん、と空想してしまいました。
うーん、実際はどうなんでしょうね(^^;。
では、また。
これからの富士山は、冬の澄んだ空気に美しく映えます。
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今日は昨日とうってかわって、個人作業でマイペースに。
ちょっと逃避ぎみだけど、締め切りを見据えてさくさくとすすめないとね。
そして、ようやく指輪読了。長かった〜(笑)。
■「指輪物語 王の帰還(下)」J.R.R.トールキン
終わりました。
で、初読の時は途中で次を追うのが辛くなって、楽しんで読み進められてなかったんだろうなあと思い出しました。
特に、フロドたちの望みのない旅の描写は、当時は全然希望が持てなくて読むのが楽しくなかったなあ。
ただ、折角途中まで読んだのだから最後まで読みたいし、とか、「あの」指輪物語なんだから一応読んでおくべきだし、とか、とてもつまらない消化の仕方をしていたと思う。
しかし、今回はとても大事に読むことができて、本当によかった。
指輪は、エルフの言葉や過去の英雄たちの名前が長く、固有名詞を覚えるのが苦手な自分にはとても大変だという感じがあったのだけど、やはり映像の影響は大きく。
映画における俳優の雰囲気(顔やスタイルや衣装)が、自分の好みやイメージからそんなに大きくそれていなかったこともあって、今回の再読ではところどころ映画でのビジュアルを思い出しながら、俳優の声を思い出しながら、読んだのでした。
特に異世界を描いた物語は、読者の想像力に委ねる部分がとても多く、だからこそこの手のジャンルを好んで読む自分としてはそれが醍醐味の一つでもあるわけで。
それでも個人の想像力には限りがあって、もともとアラン・リーの美しいイラストには共感があったので、それが実写映画で再現されたのをみたことで、3D でのインパクトの強さを感じたのは、とても嬉しいことだった。
世界観のしっかりした異世界物語は、自分が好む小説ジャンルの中でも、一番好きなものです。
およそ小説原作の映画は、自分の中ではいつでも評価が低かったのですが、こと指輪に関しては、映像表現そのものには圧倒され納得するしかなかったという感じ。
衣装とか、裂け谷とか、モリアとか、ローハンとか。
脚本に関しても、映画用のアレンジは当然あって、細かな好みとして「あのシーンは欲しかったなあ」とか、そういう部分がないとは言わないけど、全体としてみると許容範囲だったから。
そして、初読のときあれだけ読むのが大変だったフロドとサムの旅路は、今回とても気にかかる部分として熱心に読んだのが、我ながら大きな変化だったなと思う。
フロドの、というかホビットの芯の強さ、そして誠実さ。背負った重荷と責任を全うしようとする姿は、とても崇高なもので、尊敬に値する。
そして、それに従順につきしたがうサムの姿にも感動。
疲れきって、闇に吸い込まれるように眠りに落ちた主人を、深い愛情をもって見守るシーンが何度かあったのだけど、そのたびに彼らの繋がりの強さがみえて、心に染みたのでした。
最後の船出を見送るシーンは、大事にゆっくりと読みました。
またしばらくのお別れですが、いつかまた再読したい。きっとまた違った感想を持てると思うので。
ところで、全然話はかわりますけど、第一部冒頭でのビルボの誕生祝いのあたりでホビット族の氏族の説明がありましたけど、その中に「バーフット家」について触れられていたのを発見しました。
もしかして、ドラゴンランスのタッスルの名前の由来は、ここから来たのかしらん、と空想してしまいました。
うーん、実際はどうなんでしょうね(^^;。
では、また。
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