映画とかドラマとか

2003年9月28日
のんびり寝てたら、外から騒音が。それが「不要なパソコン、無料で引き取ります〜」とまるでちり紙交換のように拡声器で騒音をまき散らしながら、軽トラックがのろのろと近づいてくるじゃありませんか。

その騒音で、当所ボーっとまだうつらうつらと惰眠をむさぼっていた相棒が、慌てて起きだして、「すみませ〜ん」。

昨日、引き取って貰えなかったパソコンを持って帰ってもらって、一安心。
処分に困ってたから、ラッキー。あのパソコンは、多分分解されて、あらたな人生を生きることでしょう(笑)。

その後、親戚からの貰い物のそうめんがあったので、これで昼食。このそうめん、箱がきっちりしまってなくて、このまま年を越したら黴びそうな嫌な感じ。早めに消費したほうがいいかなあ。

午後は早々に掃除と洗濯をすませて、録画しておいた映画を消化。竹中直人って、ホント情けな系の役が似合うよなあ。

夜は、TAKEN の最終回をみてから、さんまさんのドラマをみて、就寝。最後にちょっと泣けてしまって、明日目が腫れてないといいんだけど(^^;。

●「連弾」
竹中直人、主演監督、だったかな。
専業主夫の竹中と、キャリア女性の天海祐希が、本当にすっごくよくハマってた。

ストーリーは、不倫がばれた妻との離婚から始まる、家族の物語。これは、作り方によってはものすごく重い暗い映画になりそうなんだけど、これが竹中監督のせいなのか、コメディになっちゃうんだよね。

みていて一番面白いなあって思ったのが、各キャラクターが、ミュージカルよりも突拍子もなくいきなり短く歌い始めることでした。
一番印象的なのは、娘の夢にでてきた母(天海)の「すっとんきょーなうた」ですかね(笑)。いやもう、耳から離れなくて…(^^;;;。

●「TAKEN」
前にも少し書いたけど、最終回を迎えたので。
最初の一、二話がプロローグのせいで話の進行方向がわからなくて、しかも白人の顔ってのが覚えられなくて、当初話を追うのが大変でした。
それが、ようやく俳優の顔と名前が一致してきて、ようやく話がわかりはじめてからは、面白くなってきました。後半、最終世代のアリーが登場してからは、かなり楽しみにしていたものです。

ただ、見終わって、やはり「結局宇宙人はなにをしにきて、なんで去ってしまったのか」が、なんだか漠然としていて、そのあたりがちょっと…ね。

それにしても、宇宙人が存在する、というのはいいとしても、やはり遺伝子レベルでの交配が可能っていう設定が、どう考えてもあまりにでき過ぎな気がする。ま、お話としては許せるけどさ。一気にそこでリアリティがなくなったような気がして。

最後にアリーが決心するシーンは、とても感動的でした。あと、メアリー・クロフォードに救いがあったのは、彼女自身にはよかったと思う。博士の科学者としての人生もなかなか潔いなあと、最終回で思ったものでした。

●「さとうきび畑の唄」
明石家さんまって、俳優やってるときの姿も意外に好きだなあ、と。
とくに巧いとは思わないんだけど、ちゃんとTVに露出されているさんまさんのキャラに沿った役を演じているから、ギャップがなくて、それがいいのかも。

物語は、戦争の悲惨さ、悲しみを今の世代にも知らしめる、ということも目的としていたからでしょうか。やはり最後は哀しい運命に。

さんまさんが扮する父親が、軍隊でも皆を笑わせていて、きっと本当の戦争中にもああいった人ってのは、ちょっとはいたと思いたいなあ。人間性がなくなりそうなとき、辛いことばかりで心が死にそうになったとき、ああいうタイプの人がいれば、多分その人の周りの人は、多少の救いを得られただろうなあと思うから。

ちょっとドラマからはそれるけど、実際 WW2 最中の日本人が、どれだけ戦争反対…とまではいかなくても、家族に「死なないで」と伝えられたのかなあ。
最近の WW2 を扱ったフィクションでは、現代の価値観を反映した主人公が描かれるせいか、割と簡単に「死なないで」って言っているように見える。で、そのために「非国民」とか言われたりして、その苦境を描いたりとか。
でも、実際当時、心で思っていた人は多いのだろうけど、声に出して「生きて帰って来て」と言った、「普通の人」っていたのかな?

このドラマでも、主人公であるさんまさんは、息子が遺書を持ってきた時に「生きて」と伝えていた。当時、さんまさんの扮するあの父親のような性格だったら、本当に口に出しただろうか…。案の定、娘や息子に非国民呼ばわりされてたし…。

ところで、オダギリが出てました。名前が新聞にあったから出るのは知ってたけど、ちょっと出番が少なかったなあ。しかも、いきなり死ぬし…。
学生で勉強だけしたくて反戦意識があって、でも兵役に駆り出されたちょっとインテリっぽい役が、結構似合ってるなあとか思ってしまったり(^^;。

このドラマの脚本の遊川さんは、「恋がしたい恋がしたい恋がしたい」からなんとなく着目していて、こないだまでの「幸福の王子」とかも見たんだけど、どうも単純にハッピーエンドにはしない人だなあという印象。
キャラクターたちに、ものすごくいろいろなことをさせて、視聴者に結構考えさせるストーリー展開をする人だなあと思ったのでした。
とても共感する…というタイプじゃないんだけど、いつもなぜか気になる…、そんな脚本家。

では、また。

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