狂言か

2003年9月12日
WOWOWでの映画録画もようやく落ち着いてきた感じ。
今月はあまり食指の動くものが少なかったので、先月にとったものをのんびり消化しているところ。

●「まちがいの狂言」演出:野村 萬斎
野村萬斎さんの舞台って見たことがないので、興味があって。
狂言というまったく未知の世界だったのだが、みていてすごく面白かった。途中、セリフややりとりがちょっと現代的(オリジナルの狂言のセリフにはなさそうな現代語があったりした)だったので、物語そのものがオジリナルなのかなあと思っていたら、最後のテロップに「原作:シェイクスピア「まちがいの喜劇」より」となっていて、びっくりした。

物語は、ある城主夫婦とその双子の息子と双子の従者をめぐるドタバタ喜劇。
双子ゆえに、片方が片方と間違えられ、そこから始まるハプニングや勘違いから、余計にややこしくなっていくという典型的なものだ。
そんな、いってみればありふれた物語なのに、見ていて全然飽きない。

演出のパターンが読めてくると、客からは今しゃべってるキャラがどちら側の人かが明白なので、ストーリーをちゃんと把握しながらみることができた。この点、演出がうまかったのだと思う。

来月は WOWOW で野村さんの「ハムレット」をやるらしいので、こちらも楽しみだ。

では、また。

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