朝、相棒が出勤するのを、半分夢の中で見送り、そのまま睡眠続行。
寝すぎたのと、猫に体重をかけられていたのとで、背骨と腕がグキグキといたくなってきて、仕方なく起きたら昼だった(^^;。

ボーッとしながら腹が減ったのでカップ焼きそばを作ってみたら、これが檄マズでものすごく後悔する。ああ、一食損した…(T_T)。

メールをチェックして、昨日の収穫本を半分堪能してから、何故か思い立って家中の大掃除。
雨は小雨程度だったけど、湿気が凄くて少し動いただけで汗だくになってしまう。
終わってから、ヘロヘロしながらシャワーを浴びて、カタログショッピングの本を眺めつつ家族の帰宅を待つのでした。

ああ、明日から仕事か〜。ゲンナリ

■「親切がいっぱい」神林長平
神林のドタバタ小説。彼の小説は、バリバリのハードSF(哲学寄り)か、ドタバタのコメディSFかにきっぱりわけられることが多いのだけど、これは後者。

アルバイト斡旋業の事務職員として働いている良子のアパートに立ち退き問題が発生する。アパートの所有権は実は一匹の黒猫にあったのだが、その猫が行方不明となったのだ。
居心地のいいアパートを愛する良子たち住人は、団結してこの問題に立ち向かおうとしていた。
そんなとき、天井を突き破ってやってきたのは、一体の猫に似た宇宙人だったのである。

とにかく、こんなに無意味な宇宙人は初めてみましたね(笑)。突然やってきて良子たちアパートに住み着いてしまうのだけど、食べて、出して、眠って、笑って、でもそれだけ。
地球の侵略にも、友好にも、偵察にも全く関係なく、「地球観光ツアーの途中で勝手にはぐれて自由行動をしているに違いない」と住人たちに言われてしまうほどの呑気さ。

でも、この呑気さ加減が絶妙なのです。
日常劇を描きながら、宇宙人なんて異物をちょっとだけ紛れ込ませた神林らしくない(ように見える)本書は、神林の入門書として、とっつきやすくていいでしょう。

では、また。

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