めずらしくサクサク未読を消化。

■「デーモン聖典(1)」樹なつみ
OZ の時に感動して以来、なぜかハマっている漫画家。朱鷺色三角とかが個人的にヒットでしたが、前回まで連載していた八雲立つは、いまいちのれないまま連載終了となってしまった…。
それでも長編好きなので、長いストーリーとかスケールの大きな伏線とか、好みではあったわけで。

そういうわけで、八雲の後に始まった連載が、この「デーモン聖典」でした。
一巻なので、まだ全然序の口。これがどの程度のスケールの物語になるのか、まだ全然未知数といったところでしょう。
相変わらず、白髪のひねくれ者と、黒髪の強情者が出てきて、いつもの樹さんの構成ですなあ。

■「語り継ぐトランスジェンダー史」虎井まさ衛
またまた虎井さんの本が続いてしまった…。
本書は、FTM日本というミニコミ誌の冒頭を時系列で並べることで、今までのTS/TGに関する事象の流れが見えるようになっています。
これ、去年ぐらいから作成を始めたようですが、恐らく、先月の法案可決のタイミングを狙って、「〜戸籍〜」も発行することになり、それで時期が重なってしまったのでしょう。

あと本書には、特別寄稿という感じで、2003年3月に終了した金八先生の脚本家・小山内さんからの文章と、同じ時期にカムアウトしたFTMの競艇選手・安藤大将さんと虎井さんとの対談が納められてました。あ、世田谷区議選で議員となった上川あやさんの文章もあったな。

番外:■「活字倶楽部 2003夏号」
神林長平の特集があったので、インタビューのページだけ立ち読み。
神林氏の自分を振り返った長いインタビューは初めてだったので、ちょっと面白かったですねえ。
小説家としての自分のスタンスの変化を、成長として肯定的に受け止めていたのが、ちょっと興味深かった。
次回作はアプロの話というのは、ここ数年よく見かけるのだけど、実際出るのはいつ頃になるのだろう?(笑)ま、でも、楽しみ。


そろそろノンフィクションが続きすぎたので、今度は物語に手をだす予定。

では、また。

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