順調

2003年7月16日
ここのところ未読の消化が順調に進んでいて、ちょっとうれしい。
でも、先週通販で山と新刊をゲットしてしまったので、まだまだ未読が…。

「陋巷にあり(9)」酒見賢一
単行本ではもう終わってる話なのだけど、文庫で集めてしまったので、のんびり文庫落ちをまって読んでるのでした。先月やっと9巻が出て、これで子蓉の話にケリがついたのがうれしい。

酒見さんの文章は、ものすごく淡々としていて、それでいてとてもエキサイティングなシーンもあるという、ちょっと面白い文章だ。
この話も、孔子という有名な人物を中心とした舞台設定になっているのに、どこかSF的なおもしさがある。
最終巻は13巻。まだ9卷が出たばかりなのに、もう次が気になってしまう。

「周公旦」酒見賢一
これもやっと文庫落ちしたので、早速読んだ。
孔子が尊敬していたという実在の人物らしい。小説では、歴史書に残されている周公という人物を紹介しつつ、場面場面で物語風に描写することで、メリハリの聞いた読み物になっている。

歴史ものはちょっと苦手なのだが、結構楽しく読むことができた。

「楽園の魔女たち〜ミルトルティンの矢〜」樹川さとみ
街で開業している四人の魔女たちをネタに、ゴシップもどきの本が出されているらしい。禁断の愛だとか、まことしやかに流される噂にとうとう殿下がキレた!(笑)
毎度のコメディタッチの修行中の魔女たちの物語を軸に、シリアスな伏線も散りばめられたシリーズ最新刊。

このシリーズを初めて読んだ時、人物描写をなぜかすっとばしてしまい、支部長さんをずっと中年男性だと思っていた…(^^;。ある日、挿絵をよっく見て、あまりの落差にアゴがはずれかけたという…(笑)。
以来、何故か支部長さんのファンなのであります。だから、今回はなかなかよかったねえ。

しかし、あいかわらず不親切な文章を書くなあ。>著者
もう少し、伏線をさりげなく、読みやすく書いて欲しいものです。

「アンチ・ハウス」森博嗣+阿竹克人
夢のガレージ建設に着手した森助教授のガレージ顛末記。
Webのほうでも参照していたのだけど、メールのやりとりなども含まれていて、Webで見たという人にも十分読みごたえのある本です。

設計、デザイン、行政との戦い、建築費用攻防、基礎工事監視などなど、いろんなアクシデントと困難を乗り越えていく様子が、面白い。

夢は見てるだけでは駄目で、行動に移すことが大事だというのがよくわかる本でもあります。


ほかにも、まだ「ミニチュア庭園鉄道」森博嗣、「Separation」市川たくじ、「冥界伝説・たかむらの井戸」たつみや章、とかいろいろ積み重なってる…。コツコツと読んでいくしかないかねえ。

では、また。

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