惰眠をむさぼる

2003年7月13日
…起きたら、午後三時半でした(^^;。
どうりでお腹すいたと思った…。

家族が仕事で出払っていて、家の中が静かだったからでしょう。大抵の休日は、家族が昼食を作ってくれるその音で目が覚めるのだけど、本日はそれがなくて…。

のそりと起きて、とりあえずカップ麺で腹ごしらえ。なんだかすごく堕落した日。

それでも、今週締め切りのボランティア作業に手を付けてないので、これに着手して、なんとか体裁を整える。約三時間ほどの作業。

とうてい夕飯の時刻に空腹にはならないわけで、適当に枝豆をつまんで、ヨシとしてしまう。

その後、ちょっとだけTVを眺めてから、読書。

「リセット」北村薫
時と人のシリーズ、第三弾。一応三部作の最後の作品、かな。
一つ目の「スキップ」と二つ目の「ターン」は、それなりに面白く読んだので、文庫落ちするのを待ってたのでした。

で、読みはじめたけど、なんだかどうも話が何処にいくのかが読めなくて、前半かなりもどかしかった。リセットという名前から、どういう風に時が動くのかは想像できていたので、物語としてそれをどうからめるのかが、私のよみどころ。

それが第一章が、なんだかしっくりこないまま終わってしまって、ちょっと読み進むのが辛くなってきたのだ。

しかしそれも第二章の中盤で、ようやく第一章と繋がりが出てきました。
そこからは、謎解きのようにドキドキしながら、最後まで一気読み。

うまく纏まっていたし、こういう物語もアリかなとは思うけど、個人的にはスキップが一番好きなので、ちょっと…ね。

しかし、文学に対する北村氏の感性には、いつも驚かされます。円紫師匠と私のシリーズでも、主人公の<私>の感性、つまりは北村氏の感受性に毎度感動してしまうのだけど、今回もね。

実は北村氏のミステリの部分って、個人的にはほとんど興味がないのです。って、私はミステリをミステリの部分で楽しんで読んだことは一度もないんだけど(^^;。なので、北村氏の本を読む理由は、文章の繊細さに出会うことを期待して、なのでした。

読了して、午前一時半。
遅起きのせいで眠くはないけど、月曜の朝がツラそう…(^^;。

では、また。

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