友人のIの恋愛相談は、いつも私にとっては新鮮だ。
それは、彼が私とは全く違う性格をしているからで、そして私とは全く違う恋愛をしているからだ。

最初の結婚の時も、彼は自分で悩みながらもずっと彼女のことを好きで、そして念願かなって結婚した。
結婚しようとしていると相談されたとき、私は本気で心配して、やめたほうがいいとアドバイスした。

彼の彼女とは数回会ったことがあるだけで、彼女のことはほとんどなにも知らないといっていい。だが、彼の口から聞く彼女は、私にとってはどう考えても彼の幸せに結びつかない気がした。

もちろん、決めるのは彼だ。だから、私のアドバイスにも、「でも、やっぱり好きだから」と言って、決心した。

その後、一年半の幸せと修羅場を経験して、今彼は再び独身である。

独身になってからも、その時付き合ってる彼女のことをよく相談された。その度に、彼と私との性格の差が大きく浮き出る。

自分だったらとっとと分かれてしまいそうな、自分だったら許せないような、そういう事柄を耳にするにつれ、頭の片隅で、どうしてこんなにも相違のある彼を、私は友人として好きなのかなあと思ったりする。

正直、彼とは私は恋愛関係にはならないと断言できる。どうかんがえても、恋人同士としては、性格が合わなぎる。

でも、共通の趣味があり、その物事への接し方や、人への気の使い方など、自分には持ち合わせのない細かな親切心など、私がひそかに尊敬するものがある。
だからこそ、一番最初から彼と友人という立ち位置で知り合えたことは、奇跡に近い偶然であり、ラッキーだと思うのだ。

では、また。

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