奉仕…？

ボランティア、という言葉を聞くと、なんとなくうさんくさそうな、あまりいいイメージがわきません。
本来の意味での単語とは違ったネガティブな使われ方をした例をいくつか耳にしているせいかもしれないけど。

初めてワープロを手にいれたときは、もうそれを使いたくて仕方がないぐらい夢中になってました。
同じようにパソコンを手にいれたときは、とにかくWebにアクセスして、他人となにかをやてみたい衝動にかられました（笑）。
チャットでもいいし、メール交換でもいい。

そんな時に出会ったのが、児童書の復刻データ作成のボランティアでした。
すでに絶版になった児童文学に関する書籍の復刻データをWeb上で公開してる方がいまして、そのデータ入力をする人を募集してたのです。

主催の方は、児童文学批評などを行っている作家の方で、もちろん復刻する上で著作権保持者との交渉を行っているようで、違法性もなさそう。
自分も児童書を読むのが好きなので、その批評文などを見れるし、文字の入力ぐらいなら自分でもできそう。
そんなわけで、さっそく参加させてもらいました。

今まで児童書を読むことはあったものの、それに関する評論ってまともに読んだことはなかった。だから、なんだかとても新鮮でした。

単純に表現された物語の根底にあるテーマや思想について言及していくという行為は、個人的な好みからいうと「そんなこと考えながら読みたくない(というか、そういうふうには読めないし…)」という程度にあまり好きではないです。
でも、そういう読み方/読み解き方が存在するということすら知らなかった自分にとっては、かなり面白いです。

だから、入力作業をしているときって、かなり趣味に浸ってるんだよね。
これが、結果的に他者の役にたってるってのは、ラッキー（笑）。
私にとってのボランティアって、そんな感じなんだよなあ。ウン。

では、また。