ジェンダー

2003年4月23日
子供の頃は、男の子になりたかった。

駆け回って近所の友達(もちろん男子)と遊ぶのにスカートはジャマで、みんなといっしょに立ちションしたがったし、思春期にはブラジャーをすることが嫌だった。

でも、それも高校ぐらいになると、自分は男の子になりたかったんじゃない、と気がつく。

自分は、自分に女性としてのジェンダーロールを勝手に押しつけられていたことが、息苦しかったのだ。

ジェンダーロールは、性的役割分担という訳され方をするのかな、簡単にいうと「女性なんだから〜しなさい」とか「女性は〜するのが当たり前」というような、性別から常識とされる行動などを指します。

自分が女性に生まれたのは、自分が選択した結果じゃない。自分でどうにもならないことを理由に、他人から何かを押しつけられるのが、どうしても許せない。

ずっとそういう感情を持っていたので、匿名の場所で遊ぶ時は、いつも性別を曖昧にしていました。パソコン通信とかBBSとか、ハンドル名をどちらの性ともつかない様な名前を使い、話題に参加するときも自分の性を明らかにしないままでも話せることを書くように心がけて。

「性」は、私を構成する要素のうちのひとつだけれども、そのひとつだけが他人からの印象をとても大きく左右させることがあるから。

ありのまま、というとなんかちょっと印象が違うんだけど、性別というファクターを抜いた部分で、人として対峙する機会が欲しいのです。
ちょっと自分でもこだわりがすぎるかな、と思う時もあるんだけどさ。

で、なんでここでは女性名と推測される名前で、性別もわかっちゃうようにしてるのかというと。
逆に、女性というファクターを前提として主張をしてみるっていうのもアリかな、とようやくこの年になって思ったから…かな?(^^;

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