バレエ

2003年4月12日
録画してあった番組を見終わって停止スイッチを押すと、丁度バレエを放送してたのでした。

最初やっていたのはクラシックバレエで「眠れる森の美女」だったかな。その後、「ラ・シルフィード」で古典をやっていたかと思うと、いきなり「シンデレラ」というモダン作品に、そして「牧神の午後」と続き、最後は「ジゼル」でした。

実は舞台で生のバレエを見たことがあるのは一回、しかもそれってモンテカルロバレエ団(男性だけで構成されたバレエ団です)の「白鳥」ですから、ちょっと趣が違う…(笑)。
もちろん、それはそれですごく楽しくて、うまいなあって感動はしたんですが。

まあそういうわけで、女性の美しさやトゥやチュチュなどの華麗なる古典バレエとなると、漫画「SWAN」ぐらいしか読んだことがなかったのです。

驚いたのはバレリーナの足の動きですね。人間として不自然なまでな形に開く足や股の開き具合が、おそらく「美しい」と表現されるのでしょうが、慣れてないためか?どうしても奇妙にうつる。もちろん、それらの型を追求する姿勢も努力も相当なものであろうと想像はできるのだけど。

そしてまた、クラシックバレエとモダンバレエのそのあまりに違いすぎる形にもびっくりしました。
天使にあこがれ地上を離れようとするクラシックバレエとは対照的に、地面へのしっかりとしたリアリティを表現しているかのようなモダンバレエは、ダンスとしての型がまったく別ものの印象があります。

番組の最後は、75歳のベテランバレリーナ、マイヤ・プリセツカヤのジセルでした。
ジゼルが幽霊となって踊る、あの儚げで消えてしまいそうな線の細さ、トゥの軽さ、腕や視線などの表現力、それらまるで年齢を感じさせない素晴らしさに神業を見たような気がしました。

普段、好んで見るような番組ではなく、偶然見たものだったけど、ラッキーでした。
たまには違う趣味に触れるのもいいですねえ。

では、また。

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